商品説明
遠赤外線工学博士が考案した「 陶技鍋 (とうぎなべ)」
陶技鍋(とうぎなべ・特許申請中)は、陶器と金属製の鍋の短所をクリアし、短時間でおいしく調理ができる新しいセラミック鍋です。熱エネルギーを長年研究された工学博士の高嶋廣夫先生が研究開発されました。
日本では焙烙(ほうらく)(粘土を素焼き程度の温度で焼成した土器製の鍋)も含めて、水炊きに用いる土鍋は古くから使われてきました。焙烙は穀物を炒るとき、焦がさずに内部まで均一に熱を通すことができると昔は重宝に使われました。
水炊き用の土鍋(陶器鍋)も金属製の鍋と違って使用時に調理物に与える熱の伝達がマイルドであることから独特な味わいが醸(かも)し出せると言われ、また調理物の保温効果が高いことで日本の食文化情緒をつくる一端を担ってきました。
しかし、金属製の鍋や釜と比べると陶器の鍋は、熱が伝わるのに時間がかかる、力の衝撃に弱い、急激な温度変化衝撃にも耐えられない、と欠点があります。これらの欠点をできるだけ打開し、焼き物(陶磁器・セラミック)の利点を活かした新機能を付加したセラミック鍋が陶技鍋です。
焼き物の鍋でありながら、厚く重い金属性の鍋のように強固で煮る・蒸す・焼く・揚げる・無水調理・オーブン調理・電子レンジで調理する・・・のすべての調理が、短時間ででき、しかも素材は美味しくなり、保温効果があり、ついた汚れも落ちやすい、優れた鍋です。 また、陶器の土鍋に比べて軽いため扱いやすく、耐久性にも優れています。
●陶技鍋の6つのすぐれた特徴
陶技鍋は、名前のとおり、技術を駆使したセラミック鍋です。特殊な材質と釉(うわぐすり)で、他の鍋とは異なる特徴を持っています。底は熱を吸収しやすく、また鍋内部の食物には熱を与えやすくなっています。
1)急激な温度変化に対応できる(耐熱衝撃性が格段に高い)
陶技鍋は、熱膨張を極めて低くしました。700℃までの熱膨張は、磁器の約1/5です。熱で大きく膨張する材質は、急激な温度変化の下で使用した場合、割れやすいことにつながります。
陶技鍋は、熱で膨張することが低いため、急熱・急冷に耐え、空炊きや肉のソテーなどの強火調理が可能です。例えば、鍋に残った煮物をそのまま鍋ごと冷凍し、後日、冷凍のまま強火にかけて温めることも楽々できます。 もちろん無水調理もできます。
※性能的には問題はありませんが、末永くご使用いただくためにもできれば弱火から慎重にお使いください。(特に水洗いの後など)
2)調理時間がスピーディー。どんな食材も短時間でやわらかく。
食物がやわらかくなるということは、熱エネルギーが与えられるということです。
電磁波としての熱は、近赤外線~中間赤外線~遠赤外線などの種類があります。またこのような熱を受ける側の食物も、固有の特徴を持っています。 たとえば水は、遠赤外線域よりも近赤外線域の方が速やかにたくさんの熱を吸収します。牛肉は近赤外線域はあまり吸収しませんが、吸収する熱様式の幅は広く、中間赤外線~遠赤外線までの熱をよく吸収します。陶技鍋の最大の特徴は、2~30ミクロンまでのあらゆる熱エネルギーを与える能力を備えているということです。つまりは、水をはじめ食材のもっている熱吸収の個性に対応できるのです。このことを高効率熱伝播(こうこうりつねつでんば)と言います。
例えば硬いごぼうとやわらかい白菜を入れて煮込んだとき、熱を素材に均等に与えるため、短時間で両方やわらかくできるのです。そして陶技鍋は受熱性にもすぐれ、非常に熱吸収しやすいように作っていますので、短時間で内部に熱が届きます。
調理をしてみると、非常に短時間で煮炊きができることに驚きます。このように熱しやすく、広い範囲の熱を与えることができため、非常に速熱性に優れている陶技鍋は、熱エネルギーが専門の高嶋博士だからこそ開発できたものです。
多くの土鍋は水に与える熱伝達効率が低いため、煮るのに時間がかかったり、素材によって硬いままだったり、素材の旨みがあまり感じられなくなってしまい、陶技鍋との差は使ってみると圧倒的です。
陶技鍋は熱膨張を極めて低くしました(図1)。500℃での線熱膨張系数は約0.12×10-6で、それは磁器の約1/5です。
図2に陶技鍋釉と市販の土鍋釉の熱伝達特性および食物である生牛肉と水の熱吸収特性を代表として示しておきました。このように水は波数:約3700cm-1(波長:2.7μm)を中心にした強い吸収波数帯がありますが狭いのです。牛肉は波数:約4500cm-1(波長:2.2μm)に落ち込みがありますが水と較べれば熱吸収は広い波長帯を持っています。野菜などいろいろな食物も水の熱吸収を含めた幅広い吸収帯を持っていると思います。
3)熱容量が大きいから、穏やかに熱が伝わり、保温効果が高い。
省エネの余熱調理が得意です。 陶技鍋は、金属製の鍋と違って、熱容量が大きいので、保温効果が非常に高くなっています。 物質の熱容量は、おおよそ比重の大小に比例しますが、 陶技鍋が熱容量が大きいのは、比重は金属製の鍋とあまり変わらないのですが、厚さがあるため、たくさんの熱を蓄えることができるからです。
例えば米飯を炊くとき、ポトフやシチューは沸騰してからは火を止めて、余熱調理で仕上がりますし、揚げ物も少量の油でカラッと揚がります。
4)交流理論をもとに電子レンジ調理も可能にしました。蓋をすればマイクロ波の影響も少ない。
無水調理におすすめ。
陶技鍋は、マイクロ波を効率良く吸収する材質で作られています。ですから陶技鍋(蓋をする)を使って電子レンジ調理すると、陶技鍋自身が加熱されて近赤外線から遠赤外線の熱で食材を調理するため、調理物素材がマイクロ波の影響をほとんど受けません。また、電子レンジ外部にマイクロ波が漏れるのを防ぐことにも役立ちます。
陶技鍋で電子レンジを使う場合は、空炊き(無水)が最も便利です。例えば、肉と調味料を入れて蓋をしてチン!すれば、陶技鍋が電子レンジの熱を吸収し、素材にその熱を与え、おいしい料理に仕上がります。もちろん煮物など無水調理以外のどんな調理もできます。
電子レンジに使われているマイクロ波(2450Mhz[メガヘルツ])は水分子(H - O - H結合)を効率よく共鳴させて熱エネルギーに変換させる電磁波です。電子レンジ内部の水や食物に含まれている水分を加熱させるのに都合の良い波長に設計されています。水でなくても2450mhの電磁波によく共鳴する物質は加熱されます。そのように電磁波に共鳴して加熱する理由は電気交流理論のtanδ[デルタ](力率)の高い物ほど加熱し易いと言う理論で説明されます。陶技鍋は、これらの理論によって加熱し易いように機能性が設計されています。
5)有害物質は放出しません。安心・安全なお鍋です。
有害物質とは、一般に人や生態系に対して有害な化学物質のことをいいます。特に鉛、カドミニウム、リン、六価クロムなどは、健康被害に直結する有害物質です。陶技鍋は有害物質は放出しません。総理府食品衛生法とPL法に基づき製作した安心・安全なお鍋です。
6)焦げ付きにくく、汚れも落ちやすい
陶技鍋では焦げ付いた場合は、ざっと汚れを落として水を入れてしばらく煮立て、少し置いておけば簡単に汚れが落ちます。
このように、耐熱衝撃性や速熱性に非常に優れ、熱容量が大きく保温効果の高い陶技鍋は、調理時間を短くし、様々な調理法も可能で、作った料理は格段においしくなる魔法のお鍋です。
●陶技鍋は何通りにも使える深鍋、浅鍋、広口浅鍋、邪魔板の4点セットです。
陶技鍋の機能を無駄なく最大限に活かすために深鍋、浅鍋、広口浅鍋、邪魔板を4点セットとしてデザインしました。
上記の陶技鍋は単品でもご購入いただけます。(深鍋・浅鍋・広口浅鍋・邪魔板)
上記の陶技鍋は単品でもご購入いただけます。(深鍋・浅鍋・広口浅鍋・邪魔板)
1.深鍋
深鍋は無水調理や煮炊きをするためのメインの鍋です。 鍋裏底は炎の対流熱を良く吸収するようにしたので、すぐに鍋が温まります。そして鍋裏底を除いて全体に熱伝達の効率化を図る高効率熱伝播釉が施されていますので、調理物に金属製鍋にないマイルドな加熱ができます。よって余熱調理が得意で、省エネに貢献します。
2.浅鍋
浅鍋は少量の焼き物、煮物に使います。
3.広口浅鍋
広口浅鍋は焼肉鍋のように使います。
また、陶技深鍋・陶技浅鍋の蓋としても使用できるように作りました。 煮炊きでの蓋は金属製でも通常の土鍋のような蓋でも用を足すのですが、空炊きでは破損するか不都合が生じます。そこで広口浅鍋を空炊き鍋しても使え、蓋としても使えることが陶技鍋としての機能を活かした有意義なデザインと考えました。
4.邪魔板(別売)
【使い方】
・深鍋内に置きます。
・少量の水を入れ、邪魔石の上に切った野菜(ブロッコリーやジャガイモなど)
を蒸すのに便利です。
・浅鍋で蓋をしてサツマイモを入れ、加熱すればおいしい石焼芋ができます。
●陶技鍋は手作りで成形しています。
手作りのため、不揃いな面もあり、ピンホール跡が多少、見受けられる物もありますが、陶技鍋としての機能に変化はありません。
●金属板を敷くと、電磁調理器でも使用できます。
陶技鍋自身ではIHレンジでは発熱しません。では、使えないかというと、そんなことはありません。 陶技鍋の底は、熱エネルギーを吸収し、その熱を内部に伝えるという性質を持っています。IHレンジで熱を発する金属板などを鍋底の下に敷いて陶技鍋を使ってみると、陶技鍋は熱エネルギー吸収の高い素材で作られていますので金属板で発熱した熱を効率よく吸収して調理に使うことができます。 IHレンジで陶技鍋を使うときには、少々手間をおかけしますが、このような方法をお試しください。
仕上がりには以下のようなバラツキがございますが、陶技鍋の機能としては全く問題はありませのでご理解をお願いいたします。
●高嶋工学博士の経歴および業績
【経歴】
- 昭和7年 5月27日 愛知県瀬戸市に生まれる
- 昭和26年 3月 愛知県立 瀬戸窯業高等学校卒業
- 昭和26年 4月 通商産業省工業技術庁陶磁器試験所に入所
- 昭和27年 4月 通商産業省工業技術院名古屋工業技術試験所に政令により配置換え
- 昭和37年 5月 名古屋大学工学部聴講生(16単位)
- 昭和38年10月 同上修了
- 昭和46年 9月 米国ペンシルバニヤ州立大学に客員研究員として留学
- 昭和47年 7月 同上修了
- 昭和52年 4月1日 主任研究官
- 昭和60年 7月1日 研究職4級に格付け
- 昭和63年 4月1日 研究職5級に昇格
- 平成5年 3月31日 定年退官
- 平成17年 6月13日 産業技術総合研究所契約職員第2号職員として契約
- 平成15年 香港遠紅外線協会 名誉会長
- 平成22年 4月 JICA派遣専門家東海OB会 会長
【退官後の履歴】
- 平成5年 4月1日 愛知県立 瀬戸窯業高等学校専攻科非常勤講師
- 平成5年 5月1日 栃木県技術アドバイザ-
- 平成5年 8月4日 高知県技術アドバイザ-
- 平成6年 4月1日 愛知県技術アドバイザ-
- 平成7年 4月1日 島根県技術アドバイザ-
- 平成7年 9月1日 愛知県陶磁器工業協同組合技術アドバイザ-
【学位・栄誉】
- [科学技術庁長官賞] 昭和61年4月14日
「赤外線放射体およびその利用法の研究」 - [工学博士(東京工業大学)] 昭和62年10月31日
「陶磁器釉の性状評価と開発における赤外線反射スペクトルの応用 - [大倉和親記念財団表彰] 昭和63年11月15日
「陶磁器釉および顔料の開発と組織・構造の研究」 - [日本セラミック協会 功労賞]平成14年5月17日
「陶磁器釉薬に関する研究陶磁器産業の発展に対する貢献」
【著書 11冊】
- 『やさしい遠赤外線工学』、『 趣向の陶磁器その技法』ほか
- 特許等工業所有権5特許
[セラミック赤外線ヒーターおよびその製造法]、[施釉したセラミックス赤外線放射体の製造法]ほか - 海外における研究・指導業務 34回
主にアジアを中心として34回、遠赤外線放射体の製造法やセラミックス開発研究・指導業務に従事。 - 論文 57
- アルミノ・シリケイト焼結体の赤外線放射特性 窯業協会誌 S56.12. 高嶋廣夫,斎藤肇 89.12.
- 遷移元素酸化物を主体とした高効率赤外線放射体 窯業協会誌
S57.7. 高嶋廣夫,松原勝平
90.7. 西村幸雄,加藤悦三 - 遠赤外線とその利用技術 燃料協会誌 69.6.H2.11. 高嶋廣夫
- その他
【専門雑誌・新聞掲載等】
昭和42年より152回
- 遠赤外線放射体と食品加工への利用 食品加工技術 7.5. S63.6. 高嶋廣夫
- 遠赤外線効果の検証 バウンダリ- 12.6. H8.6. 高嶋廣夫
- 遠赤外線利用で思うこと 遠赤外線協会会報 1999 No1.H11.1.高嶋廣夫
- その他
高嶋廣夫工学博士(右)と石黒幸治先生。
石黒先生は石黒式温熱療法士で、がんや難病と闘う方のサポートをされています。 高嶋廣夫工学博士は、石黒式温熱療法に使うテラパット(テラヘルツのパット)を開発され、それにより、高い温度の温熱器でもヤケドすることなく体の中まで熱を届けることができるようになりました。
2015年1月 中日新聞記事より
調理例(2)(スタッフ)・スタッフ感想
*重ね煮のおみそ汁 (材料) (作り方)
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*キャベツと豚の蒸し煮 (材料) (作り方)
・キャベツがお鍋からはみ出てふたが浮いていても大丈夫です。すぐにしんなりとしてきます。 | | ||
*ほうれん草のごまあえ (材料) (作り方)
★葉ものは、わずかな時間の差で仕上がりが変わりそうです。 お好みの時間でどうぞ! | |||
*サゴシと白ネギの焼き物 (材料) (作り方)
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*ウインナー・シャケ
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*チゲ鍋 (材料) (作り方)
再加熱するとすぐに熱くなりますよ~。 | |||
*スパゲティ (材料) (作り方)
| 0002-00-9050 オーサワの有機スパゲッティ (500g) | ||
*マカロニ
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*白米 (炊き方)
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*玄米 *かぼちゃ *電子レンジ調理してみました(白菜と豚バラ肉の重ね煮) 機密性が悪い鍋なので、ガス火での無水調理は難しいのでは?と思っていたのですが、電子レンジでの調理では、簡単、短時間、失敗が少ない、しかも美味しく出来上がり、すばらしい鍋であると思いました。年配の方やオール電化の方にも、本格的な調理が可能となり、忙しい方にもお勧めできると思います。 *かぼちゃの煮物、野菜炒め、玄米、シチューなどに使用しました ※気になる点他の陶器鍋に比べると密閉性が悪く、無水鍋のように使用することはできないのかな?と思いました。できれば、蓋と鍋がぴっちりと重なってくれれば、料理の幅が広がるのではないかと思いました。鍋の深さが浅く、サイズもコンパクトなので、3人家族までは使い勝手がいいのですが、4人以上の家族構成のご家庭では、少々使いにくく感じられました。鍋自体を深くすることが可能であれば、需要が高くなるのではないかと思います。鍋の蓋に当たる部分のサイズが、炒めものなどに使用するには小さく、なかなか使いきれていないのが残念です。 *ピザは美味しかった *パウンドケーキは焦げてしまった *軽くていい 玄米ご飯を炊いてみましたが、熱伝導が通常の土鍋よりも悪い?とのことで私の火加減が弱かったのか少しべたついた感じになってしまいました。また、蓋がしっかりと閉まらず、どうしても隙間が空いているようでこれでいいのか?と疑問に感じました。 おいももふかしてみましたが、1度目、真っ黄色の蜜が出てねっとりした仕上がりで、とても美味しく食べれました。2度目、芋の違いもあるのか?1回目とはほど遠い仕上がりでした。 ◎(高嶋先生から) 別のスタッフが、まったく焦げ付かない!!と言っていたので、おもいきり餃子を焼いたら、思い切り焦げ付いて、はがれてくれませんでした。 ・アジを焼いてみました。 ・鶏モモを焼いてみました。 ・ご飯は、いつも、玄米と白米と押し麦と黒米を混ぜて炊いているので、 いつも通り炊いてみました。ご飯は、ふっくらして、おいしかったです。 ただ、蒸らして蓋を開けると、思ったほどご飯の湯気がなく、ご飯はぬるくなってました。 ・ジャガイモを邪魔板(蒸し板ようなもの。セットに付いています)にのせて蓋をして焼いてみました。 |
陶技鍋Q&A
Q1.陶技鍋は金属タワシでゴシゴシこすっても良いとのことですが、釉薬(うわぐすり)が取れないのはなぜですか?
A.施釉されている陶磁器のお皿にステーキを置き、金属のナイフとフォークを使って肉を切っても、お皿は傷つきません。陶器釉は金属よりも硬いのです。もちろん、金属で釉薬(うわぐすり)傷ついてしまう陶器もなかにはあります。
陶技鍋に用いている釉材質は硬く、また特殊な釉薬(うわぐすり)を使用していますので、金属で傷つくことはありません。安心して長くお使いいただけます。
Q2.熱膨張と耐熱衝撃性についてわかりやすく説明してください。
A. 鍋をつくっている材質の熱膨張が大きいということは、熱を与えると大きく膨張し、冷やすと大きく収縮するということです。鍋は、外側から熱を吸収したり、奪われたりします。そのとき、内部と外部、あるいは鍋の部分によっては温度差ができ、それは膨張の大きい部分と、そうでない部分の歪が生じ、その間に力の応力差が発生します。それは丁度、地震と同じように亀裂破壊を起こす原因になるのです。
耐熱衝撃性というのは、急熱・急冷した場合の耐性のことです。
Q3.陶技鍋がマイクロ波を通さないのはなぜですか?
A.金属、ガラス、陶磁器、どのような材質であっても、マイクロ波を吸収し、反射し、透過する性質を持っています。材質が違えば吸収・反射・透過の割合も異なり一つとして同じ物はありません。
金属は、マイクロ波を反射し電子レンジには適さない材質ですから金属鍋は電子レンジ調理はできません。
陶技鍋は、マイクロ波の吸収能力が大きいため透過は少なく安全に電子レンジ調理に適しています。
陶技鍋を研究開発された高嶋先生は、マイクロ波の研究者でもあり、工場でマイクロ派を遮断する壁の開発指導をされたり、大きな陶器製品を短時間でマイクロ波で乾燥させる方法も考案されています。さらにマイクロ波を測定する機器も開発しておられ、マイクロ波に関しても豊富な経験と実績を積んだ研究者です。ですから、電子レンジで使える陶技鍋をつくることができたのです。
電子レンジで無水調理ができる陶技鍋は調理を安全でスピーディーにします。マイクロ波は遮断するので、食材は赤外線で調理したものになります。
Q4.サイズのカスタマイズはできますか?もう少し大きなサイズはできますか?
A.陶技鍋は手作りですので、オーダーにもこまわりがききます。ご要望につきましては、ご相談させていただきたいと思います。ただ、ご要望によっては陶技鍋の特性が出せないデザインになる可能性もあり、また費用もかかる場合があることをご了承ください。
Q5.深鍋に広口浅鍋を蓋にするとき、ぴっちりと重ならず、隙間が開くのが気になります。
隙間なく重なってくれれば、無水鍋のように使えて料理の幅が広がるのではないかと思うのですが…。
A.手作りのため、多少隙間が開いていますが、無水鍋のように蒸し焼きや蒸し煮などは得意な調理です。ほうれん草も洗った水分のみでゆがくことができます。 ただ、ご要望にお応えして、なるべく隙間が開かない様、努力して作るようにしていきます。
◆火加減の目安
- 熱まわりが非常に早く、保温効果も高いので中火、弱火、保温で調理をしてください。
◆お手入れ
- スポンジたわしに中性洗剤をつけてその都度洗ってください。
- 硬い材質と特殊な釉薬を使用していますので、金属たわしでこすってもOKです。
- こげなどのしつこい汚れは、鍋に水を入れて煮立て、そのまま置いておくと、ラクに取れます。
◆保障について
- 1年以内にヒビ及び熱衝撃による破壊が起こった場合に限り、お取替えさせていただきます。
(ヒビの例)