おもちゃへの願い

育ちに寄り添うおもちゃ

できるだけ子どもの気持ちに寄り添いたい・・・
でも日々の生活の中では、そう簡単でないこともしばしばです。

そんな時、おもちゃと遊ぶ子どもの姿は、 私たちに多くを感じさせてくれます。

おもちゃは子どもの思いに寄り添い、 子どもはおもちゃの力を活かして自分の『今』を精一杯あそぶ・・・

おもちゃの存在が、子どもの心を安定させて子どもの成長をそっと後押しする・・・

そんなおもちゃの力の偉大さを感じるからこそ 『作り手の思い』と『遊び手の成長』をこれからもしっかりつなげていきたい。

私たちはそう強く思います。

株式会社ブラザー・ジョルダン社 スタッフ一同

新生児から6ヶ月頃

子どもが過ごす空間は陽だまりのように安心感に満ちていますように

1.安心の居場所

新生児には驚くほどの能力があるにもかかわらず、ひとりではなにもできません。安心できる環境のもとで、ゆっくりとひとつずつ順番にできる事を増やしていきます。 いつもと同じ時間が流れ、いつもと同じ場所にいる・・・このことがどれだけ安心につながっているか、私たちには計り知れません。

おすすめのおもちゃ

ムジーナ NAオルゴールポッケ・星(黄色)

 

音・色・形の美しさ、動きの不思議に誘われて心が動き、手を伸ばす。

2.見える不思議

見えているものが動く-どこへ行くのか追いかけてみる-追視できる範囲が、赤ちゃんが自ら見つけた世界。「見たい!」その心の動きが追視を誘います。ですから興味を引く色や音のおもちゃ、そしておもちゃの向こうにいる人が「見たい」気持ちを大事に育て、世界をどんどん広げてくれるのです。

おすすめのおもちゃ

モビール・ぞう ペンドリー・いも虫

 

3.手の発見

指をからませてあそび、不思議そうにじっと自分の手の動きを見つめる赤ちゃん、何度も試すように繰り返しながら、見えている手足が自分の身体の延長であることがわかってきます。 ふと、おもちゃに触れたり握ったり、はたまた口に入れてみることで、「もの」の存在に気付き出したら、またひとつ新しい世界が広がります。

おすすめのおもちゃ

ギラリー・スクエア クーゲルン

 

「好奇心」が沸いてきますように。「探究心」が芽生えますように。
達成感を感じてくれますように。なぜなら、この繰り返しが身体を育て、心を育てていくから…

4.物の探索

座れるようになると、両手でものがつかめます。手を伸ばしたら届くところにあるおもちゃ、それを手に取るとまるで自分の手のごとく眺めます。 そのうちに、偶然おもちゃが動き、音が鳴り、手に触れる感触が変わって・・・おもちゃに新たな発見が生まれます。好奇心が、自ら動かす意思を芽生えさせ、探究心が育ちます。

おすすめのおもちゃ

ベビーブロック・
ディスカバリー
クローストイ・
ワンダーダイス

 

6ヶ月頃から2歳頃

5.からだが育つ― ハイハイ

ハイハイ運動は、運動能力の全てを決める、と言われている基本的で重要な運動です。 しっかりハイハイすることは足腰を強めるだけでなく、その後の成長にとって大切な神経系統の発達に大きな影響を与えています。 自分の興味を満たす、そこへ行けばうれしいことが待っている-そんな赤ちゃんの心の動きが、おのずとハイハイ運動を引き出し促すのです。

おすすめのおもちゃ

プルトーイ・ニコ ぐらぐら・オーリー

 

6.からだが育つ― 歩く

自分の足で立つこと、そして一歩一歩進むこと、こんなに劇的に空間の変化を感じられることは他にないかもしれません。ただただ歩けることがうれしい、そんな時期を大切にしてあげましょう。 また、おもちゃと一緒に歩くことは意外と難しいことですが、おもちゃは自分の思いどおりになる身近な道具、チャレンジしながら、自分に自信をつけていきます。

おすすめのおもちゃ

WALTERむかで 手押し・メリーゴーランド

 

7.手でわかる・手で学ぶ

同じあそびを繰り返すのが子どもの遊びの特徴であり、この中にこそ「わかること」の秘密があります。 子どもは手を使って自らの力でわかっていくのです。自らの手で繰り返し繰り返し遊び、遊びつくして、そして気づくのです。これが更なる満足感につながり、自分の人生の柱として大切な情緒の安定を得ます。自分自身の手でわかることが大事なのです。

おすすめのおもちゃ

ステップパズル・とり ジャンボなペグ立て・かたち

 

一歳半から4歳頃

8.心の育ち― 空間を知る

ものが一時的に視野から消えても、それはなくなったのではなく、後から現れるということが分かり始めると、子どもはものを「探索」する力を発揮し、消えたり見えたりするおもしろさから「かくれんぼ」遊びに展開します。 これは「ものの永続性」といわれ、次第に母親から不安なく分離できる能力も育てます。

おすすめのおもちゃ

セレクタかたちの箱 スタックボックス

何度も何度も同じことを繰り返すのは、自分自身を探求しているから。 自分というこの無限の力を確かめるためにチャレンジし、感動し満足し達成感を味わって、そこから勇気を得て新しいことに向かう。

9.心の育ち― 繰り返し

動きや音のあるおもちゃは子どもの心を引き付けます。この繰り返したくなる仕掛け・動きや音は子どもが働きかけることから始まります。 さらに子どもは「どうなっているの?」といった、仕掛けへの興味も感じ始めます。 繰り返しが魅力的なおもちゃで遊ぶことで「観察」し「思考」し仕組みを「発見」 しようとする知的作業を無意識のうちに積み重ねています。

おすすめのおもちゃ

大工さん クネクネバーン・大

 

10.わかる喜び― 同じ・違う

同じ絵や形を見つけたうれしさ、分かれたカードがぴったり合う心地よさ、きれいに並べられた満足感。 そんな様々な気持ちが、自分のなかの「見て比べて理解する力」「ひらめきを形に表す力」に気付かせてくれます。 これは分類という力で、これから身に付けていく「ことば」や「かず」の理解のためにも欠かせない大切な力です。

おすすめのおもちゃ

ピクチャーストリート ことばカード

 

子どもは自分で考えるのが好きです。それは自分の力に好奇心があるから。
子どもが信じている力、それは自分自身の感覚です。

11.わかる喜び― 形・大きさ

2歳ぐらいまではどれも同じような形にしか見えていないものが、あそびのなかで実際に手を使い、触角も含め視覚以外の全ての感覚も駆使することで、形や物を理解していく、ということがわかっています。
あそびを通して具体的に形に触れ、試し、繰り返すこと — わかるまでのその時間こそが大切です。

おすすめのおもちゃ

グライフパズル・動物 マグネットモザイク

 

3歳頃から大人まで

12.社会に出会う― ごっこ

遊びの中で「他者とのかかわり」がより重要になってくるのがこの頃です。 自分中心の遊びから、他者を必要とする社会性を伴った遊びへと変化していきます。 子どもたちは遊びの中で試行錯誤しながら、社会性を育てているのです。

おすすめのおもちゃ

お医者さんセット セレクタレジスター

 

ニコニコ、わいわい、ひそひそ、あっかんべ~。 いろんなことがあるけれど、やっぱり「一緒」は楽しいね。
おもちゃは子供たちと社会をつなぐ大切なツールです。

13.社会に出会う― ゲーム

ゲーム遊びは、子どももおとなも、みんなで楽しく遊ぶのが魅力です。 みんなで遊ぶことには、ルールを守る、相手と楽しみを共にする、など心を育てる大切な要素が含まれています。 今こそ子どもといっしょに遊びを楽しみましょう。親からたっぷりと遊んでもらった子どもは、社会性という果実を手に入れることができるとも言えます。

おすすめのおもちゃ

スティッキー ねことねずみの大レース スピードカップス

 

子育てしながらおとなも生活を楽しみたい。そう考えるのは当たり前のこと。
子どもも一緒にまきこんで、生活を楽しんでみませんか。

14.社会に出会う― 家族

人間関係の機微を学習で学ぶことは困難です。遊びには現実に劣らないぐらい、ハラハラドキドキする人生ドラマがあります。複雑な人間関係を学ぶチャンスとも言えます。 また、楽しそうなおとなの姿を見せることは、子ども同士で遊ぶことと同じくらい大切です。 世代を超えた関わり、地域のコミュニティーでも様々なことを経験して欲しいものです。

おすすめのおもちゃ

チロリアン・ルーレット ロボ77

 

電子カタログ
GoodToyカタログ14号(2015)

 

安全への取組

株式会社ブラザー・ジョルダン社取扱いのおもちゃは、おもちゃの法律を遵守し、日本国内の食品衛生法に基づく試験で安全性が確認できた商品を取り扱っております。また、下記のような安全検査会の合格認定を受けております。

 

CE CEマーク
欧州連合(EU加盟国)の法律に基づいた「製造物製造規準」に適合していることを示します。 おもちゃについていえば、大きさ、形態、塗料、強度などについて詳細な規則があります。 当社では、この法律規準に従った製品のみ輸入しています。
GSマーク GSマーク
GSマークは、必ず一緒に「LGA」「TÜV」というアルファベットが並んでいます。 これは世界的に信頼されている第三社製品機関の名称です。 ここでテストを受けてパスした製品には、GS(ドイツ語でgeprüte=テスト済み、Sicherheit=安全性)というマーキングが許されます。

※CEの基準では「玩具とは14歳以下の子どもが遊ぶことを目的として製造された製品」と定義されています。 モビールやクリスマス飾りなどの室内装飾を目的とした製品や文具などは「玩具」の範疇ではなく、また他のどのグループにも分類されないため、該当するCEの基準がありません。そのためCEマークのついていないものもあります。

 

お客様からよくある安全性に関するご質問

Q 子どもが何でも口にくわえようとするので塗料の安全性が心配なんです。 どのような塗料を使っているのですか?

ヨーロッパの安全基準(EN71)をクリアしたものしか使っていませんから、着色料、コーティング用ワックス、接着剤の全てが有毒物質を一切含まないことを保証します。 ですから、もちろんなめても大丈夫です。また弊社が扱うプラスチック製品は、環境ホルモンに影響を及ぼすフタル酸エステルは使用しておりません。 本当に安全な玩具だけを取り扱っておりますのでご安心下さい。

Q 日本におけるおもちゃの法律はどうなっているのですか?

日本では、昭和23年から"おもちゃは子どもが口に入れる可能性がある"という観点から「食品衛生法」で規制されています。この法律が平成20年に改定強化され広範囲に及ぶようになりました。弊社が輸入するおもちゃはCEに適合していることはもちろんですが、さらに「6歳未満児が使うおもちゃ」については日本の食品衛生法に則った検査を検査機関に受け合格しています。

Q ドイツや中国、台湾など色々な国で製造されているけれど、品質に違いはないのですか?

違いはありません。弊社が扱うどのメーカーでも、他国で製造する場合は、安全なもの作りのノウハウを伝え、素材はヨーロッパの品質の高いものをそのまま使用するなど管理を徹底しています。 また、スタッフが工場に何度も足を運んで良いパートナーシップを築き、工場を「育て上げる」ことで、どの国で作られた玩具も高品質を保っています。

 

メーカー紹介

ブラザー・ジョルダン社はこれまで150社を超えるメーカーと取引を重ねてきました。 1000人以上が働く大きなメーカーもあればこつこつと数人で作る工房のようなメーカーもあります。 規模の大小はありますが、それぞれのメーカーに共通していることは「あそび」が子どもにとって人生そのものであると認識が明確なことです。 あそびのパートナーとしての「おもちゃ」の制作を真摯に取り組むメーカーを代表していくつかご紹介いたします。


マティアス・メンツェル氏

SELECTA SPIELZEUG(1968年設立)
セレクタ(ドイツ)

色彩やデザインの美しさに優れ、ファンタジーを豊かにするおもちゃ。子どもたちの成長、発達を応援するおもちゃ。 そんなおもちゃ作りのためのアイデアを求めながら、40年の間、木製玩具にこだわって製造を続けている会社です。 ミュンヘン近郊の田園風景の中にある小さな町から、きょうも世界中の子どもたちのもとへ巣立っていくおもちゃは、セレクタの誇りです。


ハーバーマス氏

HABA/WEHRFRITZ(1938年設立)
ハバ/ベルフリッツ(ドイツ)

3代目社長であるクラウス氏は、それまで行われていた伝統的なおもちゃの製造だけでは飽き足りず、就任直後の1960年代からオリジナルデザインを重視し、社の中に独立したデザイン部門を充実させました。 その一方環境保護にも取り組み、製造のために伐採したと同じだけの植林もしています。 こうして洗練されアイデアに富んだデザインと、高い安全性を兼ね備えた製品を作り成長し続けた結果、今やヨーロッパで業界のトップブランドとなりました。 ベルフリッツ社はハバ社の兄弟会社で、主に園用家具や教材を扱っています。


現社長フェレーナさんと前社長でおじのアルベルト氏

CHRISTOF BECK(1946年設立)
ベック(ドイツ)

親戚でもある5人家族が経営する会社で、20人ほどの村人が働いています。 現代にあってもまだ手作り度は高く、木を切るのは機械ですがみんなでこつこつと釘を打って色づけしています。 出荷前の全検品によって、クレームの少ない会社としてドイツでも有名。 50年以上も玉や車や人形が「転がる」おもちゃを作り続けてきました。 この頑固さは古き良きドイツを感じさせます。


シャーフ氏

SCHAAF(1982年製造開始)
シャーフ(ドイツ)

工業大学出身で建築分野の研究職についていたこともあるというシャーフ氏ですが、もの作りへの願いを捨て切れず、自分の子どものためにおもちゃを作り始めたそうです。 「できる限り簡素なデザインと調和の取れた色使いを目指している」とシャーフ氏は言います。 それは、赤ちゃんという幼く尊い生の、敏感さ、繊細さを大切にしたいという思いがこめられた形にほかなりません。


ベリ・デザインベルント・リーベルト氏

BELI DESIGN(1979年設立)
ベリ・デザイン(ドイツ)

絵画とデザインを学んだのち世界を放浪したリーベルト氏は、その後、社を設立。自身が作る「作品」を「幾何学アート」と呼んでいます。 ベリ・カラーとでも名付けたい虹色を基本としたグラデーションは、おとな子どもを問わず人をひきつけ、球や直方体の様々な木製パーツに、思わずさわって遊んでみたくなる不思議さがあります。


ハインツ・フィッシャー氏と息子夫婦

ATELIER FISCHER(1977年製造開始)
アトリエ・フィッシャー(スイス)

創設者のフィッシャー氏は、立方体の木の表面に直接印刷する技術を開発しました。 パズルあそびは素材の木と子どもの交わす対話であると考え、その素材選びにも気を配ります。 中でも立方体のパズルの材料となる木は、森を歩いて気に入った木を購入し、伐採されてから製品になるまで3年近い年月を経たものです。 すべての製品は家族2世代夫婦が切り盛りする小さな工房で作られ、デザインも地元生まれ。 メイド・イン・スイスにこだわり、「つねに小さくありたい」と願うポリシーを感じます。


ペーター氏

MARTIN FUCHS-spielstabil(1919年設立)
フックス(ドイツ)

フックスは創立以来3世代に渡ってプラスチックのおもちゃを作り続けてきた老舗です。 特筆すべきは現在の社長ペーターさんが25年前に立ち上げた「spielstabil」というブランド。 Spiel(あそび)stabil(丈夫)という言葉を合わせたこのブランドは、その名の通りとても丈夫な上、デザイン性も高く、今では貴重なドイツ製のプラスチック製品といえます。


ライマー&アストリート・ハーベック社長夫妻

DRECHSEL(1809年設立)
ドレクセル(ドイツ)

もと東独のエルツ山地中央部、グリュンハイニヘンには、古くから家族単位で手工芸品を作る家々が軒を並べていました。 はじめは銘々が、家族全員で1年かけて作った作品を手押し車に乗せて、ニュールンベルグまで売りに出ていましたが、そのうち販売を担う会社が生まれ始めました。 ドレクセルはその中でももっとも早く設立された販売会社です。


ナナさんと夫のペーター氏

NANCHEN(1983年設立)
ナンヒェン(ドイツ)

一つひとつ手作りのナンヒェン人形には、赤ちゃんが初めて出会いふれるものだからこそ、表情にあたたかみがあって、安心できる素材を使いたいというナナさんの思いが息づいています。 ハンドペイントでやさしくそっと描かれた顔。素材にはオーガニックコットンとドイツ・ビオランド(有機栽培協会)公認の牧場で育てられた羊の毛が使われ、染料も植物性の手染めというこだわりが貫かれています。


左)ゲロルド・ヘルテンベルガー氏・右)ヨーゼフ・ヘルテンベルガー氏

NIC(1980年代設立)
ニック(ドイツ)

「あなたたちの誇りは?」という問いに、《小さな会社だからこその柔軟性で、ご希望を製品に生かす…誇りは《優れた品質の木製玩具》という今のプログラムに忠実であり続けること。》と躊躇なく答えるニック社。3世代・100年守られてきたヴァルターブランドが長い歴史の中で消費者に選ばれ続けてきた、という証を継承していくことへの強い信念が、難しい製造方法を変えることなくオリジナルを忠実に引き継ぐことが出来たのだと思います。おもちゃつくりへのたゆまぬ情熱を感じさせてくれる骨のある会社に出会えたことを私たちも本当にうれしく思います。

Praunheimer Werkstäetten(1928年設立)
ヴェルクシュタット(ドイツ)

werkstäett(ヴェルクシュタット)はドイツ語で工房を意味します。ドイツでは、障がいを持つ人々の働く場として、ヴェルクシュタットがあります。 その中でもプラウンハイマー社は最も歴史のある会社の1つで、福祉と生活・職業教育・そして雇用を「生き生きとしたおもちゃを作る」ことでしっかりと支え続け、上質の木製玩具メーカーとしての誇りに満ちています。 木製玩具の製造工程では、作業効率をあげることも大切ですが、作業員の能力を考慮してできるかぎり、単純作業・手作業を残すようにしている、と担当のミヒャエル氏は話します。 彼らが作る豊かなナチュラル感が伝わる素材とデザインは、小さな子どもたちの手に優しさと成長を届けます。

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