京都職人が頑固に、こだわって作る 香ばしい美味しさ 胡麻油製造『山田精油』
9月、京都駅から北へ向かい「胡麻駅」に着きました。 駅の周リは田んぼで彼岸花が鮮やかに咲いていました。 この日は「京都山田の胡麻油」などを製造している山田製油を視察させていただきました。 胡麻駅から車で2分くらいのところに工場があリ、車から降リるとすぐに胡麻の 妙った香リがしました。ちなみに「へんこ」とは京都弁で「へんくつ」「頑固」という意味で、「頑固にこだわって作っている胡麻油」ということになリます。 山田社長自ら工場の中を案内していただきました。最も「へんこ」なところは釜妙りだといいます。 ここで香リが決まる一番大事な工程=焙煎です。温度は大体240度といいますがその日によって微妙な調整が要求されます。 少し濃いくらいの香ばしさが山田製油の特徴です。 妙った胡麻を圧搾機械にかけると搾られた琉拍色の胡麻油がどんどん出てきます。でもこの油はとても貴重なものなのです。 というのは40kgの原料から12kg弱しかとれないからです。 一般的な胡麻油は、何度か絞ったり薬剤を使うなどして約50%の油が絞れるといわれますが、ここも山田製油の「へんこ」なところなのです。 その後お湯を加え混ぜ、19度の保管庫で20日間「澱(おリ)」がしずまるのを待ちます。 お湯を加えるのは水が不純物と一緒に沈殿するので油に旨味だけを残すためです。 油の上澄みをとリ、鉄釜で加熱し精製します。燃料は薪です。それから和紙でろ過して製品となります。 工場視察後、胡麻畑に移動しました。もう刈入れは終わったのに、視察用にわざわざ残しておいてくれた配慮に感謝です。 今年の夏はいつもよリカメムシが多かったとのこと。さやを割ると中には胡麻の実がたくさん詰まっていました。 それをハウスの中で乾燥させ、実の収穫となリます。 一反(10a)で60~80kgしか収穫できないので国内産の胡麻はほとんどなく、99.9%の胡麻は海外からの輸入だといわれています。 山田製油は「へんこ」の名の通リ、頑固なまでに普からの製法で胡麻油を作リ続けています。
山田精油のラインナップ
■国産黒胡麻100%
■塩分9%(重量比)
■国産ゴマならではの豊かな風味
※塩はこだわりブランド『海の精』を使用
■ゴマの風味が強い濃厚な風味
■原材料:白胡麻(ミャンマー産)
■砂糖・添加物不使用
■香ばしく、舌触りもなめらか
■パン、ゴマ豆腐、和え物などに
■味付けをしていないためアレンジしやすい
■一番搾りごま油使用
■添加物不使用
■香ばしく、深みのある辛さ